雨漏り
あまもり
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #31352 · 青空 114 例
標準
roof leak
文例 · 用例
同時にまた一般的な「春雨」のどこかはなやかに明るくまたなまめかしい雰囲気と対照されてこの雨漏りのわびしさがいっそう強調される。
— 寺田寅彦 『俳句の精神』 青空文庫
前掲「灰汁桶」の句ではしずくの点滴の音がきりぎりすの声にオーバーラップし、「芭蕉野分して」の句では戸外に荒るる騒音の中から盥に落つる雨漏りの音をクローズアップに写し出したものである。
— 寺田寅彦 『映画芸術』 青空文庫
前の譬えに比較してみますと、こちらは、無理なことをして温泉行きなどせずに、只今の住みにくいこの我が住家について、どこが住みにくいのか、襖が破れていたら張り替えもしよう、雨漏りがしていたら、穴も葺き防ごう。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
壁の破れも、防がねばならず、雨漏りも留めたし、……その何よりも、火をまもるのが、町内の義理としても、大切で、煙草盆一つにも、一人はついて居なければならないやうな次第であるため、ひつ込みじあんに居すくまつて、小さくなつてゐるからである。
— 泉鏡太郎 『十六夜』 青空文庫
さては雨漏りと思う時は、蚊帳を伝って雫するばかり、はらはらと降り灌ぐ。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
四 文化の低いこの町では、銀子の好きなイタリイやドイツの写真もなく、国活がまだ日活になったかならない時分のことで、ちゃんばらで売り出した目玉の松ちゃんも登場せず、女形の衣笠や四郎五郎なぞという俳優の現代物が、雨漏りのした壁画のような画面を展開していたにすぎなかった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
その光りであたりを見まわすと、もう手入れ前の古屋敷とみえて、天井や畳の上にも雨漏りの痕がところどころ黴びていて、襖や障子もよほど破れているのが眼についた。
— 一つ目小僧 『半七捕物帳』 青空文庫
どこかで雨漏りがするらしく、天井の裏でときどきにしずくの落ちる音がほとほとと聞えるのも寂しかった。
— 岡本綺堂 『両国の秋』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日雨漏りについて考えている。
雨漏りという言葉は日本語で重要だ。
彼は雨漏りの意味を理解している。
この文には雨漏りが含まれている。