淫売婦
いんばいふ
名詞
標準
prostitute
文例 · 用例
「この道をも私は通る」以下の詩、及び淫売婦に贈つた数篇の詩篇をよむものは、どんなに長い間、彼が霊的に苦しんで居たか、そして今の彼がどんなに健全で高潔な愛の信仰の上に立つて居るかを知るであらう。
— 愛の詩集の終りに 『愛の詩集』 青空文庫
すると太田ミサコは、ソファに片脚あげて、ストッキングを結んだ華美な薔薇の花模様の結び目をゆるめると、「いくら破廉恥でも淫売婦の逢い曳じゃないのよ。
— 吉行エイスケ 『女百貨店』 青空文庫
」「何、この淫売婦が家の若旦那を呼び出しに来たから、追っ攘って了う所で……。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
自分は、やがて画塾で、或る画学生から、酒と煙草と淫売婦と質屋と左翼思想とを知らされました。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
酒、煙草、淫売婦、それは皆、人間恐怖を、たとい一時でも、まぎらす事の出来るずいぶんよい手段である事が、やがて自分にもわかって来ました。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
自分には、淫売婦というものが、人間でも、女性でもない、白痴か狂人のように見え、そのふところの中で、自分はかえって全く安心して、ぐっすり眠る事が出来ました。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
そうして、自分に、同類の親和感とでもいったようなものを覚えるのか、自分は、いつも、その淫売婦たちから、窮屈でない程度の自然の好意を示されました。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
何の打算も無い好意、押し売りでは無い好意、二度と来ないかも知れぬひとへの好意、自分には、その白痴か狂人の淫売婦たちに、マリヤの円光を現実に見た夜もあったのです。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
作例 · 標準
「あんな淫売婦ども、この街から追い出してしまえ!」と、酒に酔った男が叫んだ。
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彼女は、小説の中で貧しい境遇から淫売婦となった女性の悲劇を描いた。
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歴史を紐解くと、戦時下において多くの女性が淫売婦として扱われた記録が残っている。
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