正藍
せいあい
名詞
標準
文例 · 用例
糸も手紡で、染めも正藍を用い、昔風な地機で織ります。
— 柳宗悦 『手仕事の日本』 青空文庫
化学は人造藍の発明を誇りはしますが、誇るならなぜ美しさの点でも正藍を凌ぐものを作らないのでしょうか。
— 柳宗悦 『手仕事の日本』 青空文庫
美しさにおいても正藍を越える時、始めて化学は讃えられてよいでありましょう。
— 柳宗悦 『手仕事の日本』 青空文庫
それ故昔ながらの阿波藍を今も用いる紺屋は、忘れずに「正藍染」とか「本染」とかいう看板を掲げます。
— 柳宗悦 『手仕事の日本』 青空文庫
また買手の方も「正藍」とか「本染」とかいうことに信頼を置き、かかる品を用いることに悦びを抱きます。
— 柳宗悦 『手仕事の日本』 青空文庫
つい半世紀前までは日本の貧乏人までが、正藍染の着物を不断着にしていたことをよく顧みたいと思います。
— 柳宗悦 『手仕事の日本』 青空文庫
それに正藍を棄てる者が漸く殖えて来たことは、紺絣の名をどんなに痛めているでありましょう。
— 柳宗悦 『手仕事の日本』 青空文庫
本土では既に正藍が得難くなってきましたが、この島ではまだ活々と用いられています。
— 柳宗悦 『手仕事の日本』 青空文庫