表方
おもてかた
名詞
標準
theatre staff who deals with the audience (e.g. ticket-taker, usher)
文例 · 用例
(この私の意見は画家に対して衝動主義の制作を慾求してゐるのではない、具体的には次の機会に述べる)私は画家の多作主義を主唱する発表方法では、小集団主義と、個展主義とに賛成したい。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
今と違って、あかりの設備に不自由なお時代なんだから、しばいとなるとむろん昼のもので、表方の者にきくと、ちょうど四幕めの幕合いということでしたから、にらんだ犯人なる勘当宗助、はたして一座にいるやいなやと、ずかずか棧敷のほうから小屋の中へはいっていきました。
— 七化け役者 『右門捕物帖』 青空文庫
もちろん無切符は表方の方でも見張っているから、それ以上に眼を利かせなければいけないが、素振や何かでそれと察すると、ハネるのを待って物蔭へ連れ込んで脅迫する。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
それはトーキーになつたため、説明者、伴奏音楽師なぞの馘首の問題、解雇手当等の問題から、技師、表方、テケツをも含めた争議にまでなつて了つたのである。
— 武田麟太郎 『日本三文オペラ』 青空文庫
それは警察の力を借りてもいいし、暴力団の撲り込みの噂を流布して、表方、女給の連中に恐怖心を起させ、主だつた連中は保護検束して貰つて、それから突然、襲撃するのがよろしからう、と説明するのである。
— 武田麟太郎 『日本三文オペラ』 青空文庫
老女笹尾を筆頭としてお供の女中残らずが、黒姫の裾野の怪旋風に両眼殆ど潰れたも同然、表方の侍とても皆その通りで、典薬が手当も効を見ず、涙が出て留度が無かった。
— 江見水蔭 『怪異黒姫おろし』 青空文庫
殊に、民俗学の世界的権威にして、我々が「あがほとけ」とも斎くべきふれぃざぁ教授も、その態度からは、かう言ふ発表方法を認めない事が、明らかである。
— 折口信夫 『古代研究 追ひ書き』 青空文庫
活字になる前に舞台へ上せる――さういふ発表方法を選ぶ若い作家があつてよさゝうなものだ。
— 岸田國士 『幕が下りて』 青空文庫
作例 · 標準
例句