草鞋を脱ぐ
わらじをぬぐ
表現動詞-五段-ガ行
標準
to complete one's journey
文例 · 用例
飛脚が草鞋を脱ぐうちに、女房は褄をおろした。
— 泉鏡太郎 『みつ柏』 青空文庫
今度こちらへ来たのだって、前もって知らせてはないんですから、構いはしないようなものの、血は遠くってもたった一人の身寄だし……家は多人数で、他のものはどう思おうとも、従姉だけは、故郷へ帰れば、きっとその家で草鞋を脱ぐものと信じていてくれるんです。
— 泉鏡花 『卵塔場の天女』 青空文庫
「宿屋きめずに草鞋を脱ぐ」……母がこんな事を葉子の小さい時に教えてくれたのを思い出したりして、葉子は一人で苦笑いもした。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
いつしかそれが誰先きとなく草鞋を脱ぐ。
— 嶺の千鳥窪 『探檢實記 地中の秘密』 青空文庫
池田は縁側で草鞋を脱ぐとごろりと寝転んで空を仰いで、湯のあくのを待っていた。
— 宮嶋資夫 『恨なき殺人』 青空文庫
笠を脱ぎ、草鞋を脱ぐ客人の手つきを見たばかりでも、清助にはどういう人たちの微行であるかがすぐに読めた。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
あたかも徳川時代に、博徒の親分というものが各々縄張りを定め、旅人と呼ばれる渡り博徒が、そこへ来て「草鞋を脱ぐ」という有様であったに相違ない。
— 喜田貞吉 『賤民概説』 青空文庫
濡れたものを乾すように頼んで草鞋を脱ぐと、二階の一室に案内された。
— 木暮理太郎 『秋の鬼怒沼』 青空文庫
作例 · 標準
長年の旅を終え、彼はついに故郷でわらじを脱いだ。
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この地でわらじを脱ぎ、新たな生活を始める決意をした。
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彼女は様々な苦難を乗り越え、この場所でわらじを脱ぐことができた。
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