惘惘
もうもう異読 ぼうぼう
副詞-と
標準
flat
文例 · 用例
いっぱいに拡がった鼻の孔は、凍った空気をかみ殺すように吸いこみ、それから、その代りに、もうもうと蒸気を吐き出した。
— 黒島伝治 『渦巻ける烏の群』 青空文庫
たばこばたけからもうもうとあがる湯げの向こうで、その家はしいんとしてだれもいたようではありませんでした。
— 宮沢賢治 『風の又三郎』 青空文庫
でもあの人が通り合せたお蔭で助かりはしたもののこわいことだったねえ、もうもう気をつけておくれでないとほんに困りますよ」 お婆様はやがてきっとなって私を前にすえてこう仰有いました。
— 有島武郎 『溺れかけた兄妹』 青空文庫
もうもう貴方のようじゃあございませんよ、おほほほ。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
「おおさ、己も墓場の方で、銀平|様の合図を待ってましたが、別に嬢様の出て来る姿を見附けませんで、「もうもう尋飽倦まして、夜も更けますし、旦那方の御智慧を借りようと存じましてひとまず帰りました。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
もうもうほんとに愛想が尽きたんですよ。
— 泉鏡花 『金時計』 青空文庫
どうぞもう、眠らずにお療治ができないようなら、もうもう快らんでもいい、よしてください」 聞くがごとくんば、伯爵夫人は、意中の秘密を夢現の間に人に呟かんことを恐れて、死をもてこれを守ろうとするなり。
— 泉鏡花 『外科室』 青空文庫
もうもう今日という今日は発心切った。
— 泉鏡花 『外科室』 青空文庫
作例 · 標準
期待していた結果が得られず、彼は惘惘とした表情でベンチに座り込んでいた。
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忙しい日々が続き、何をしても心が惘惘として動かないような感覚に陥っている。
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事件のショックから立ち直れず、彼女は数日間惘惘として過ごしていた。
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