抜抄
ばっしょう
名詞
標準
文例 · 用例
後ろ手を負はせられつゝ七時雨 しぐれの涙掩ふ袖もなし この奥州の寒地に於ける翁が獄裡生活の一片を、自叙伝の自筆草稿より抜抄す。
— 木下尚江 『臨終の田中正造』 青空文庫
その顛末は、『時事新報』の記事を抜抄して掲げることにしよう。
— 井上円了 『おばけの正体』 青空文庫
第一二〇項 オサキの実物 右のオサキ事件につき、数十年前『国会』新聞に出でたる報告を、参考のために左に抜抄しておこう。
— 井上円了 『おばけの正体』 青空文庫
ただここに、天狗が人につきたるおもしろい話が『静岡民友新聞』に載せてあったから、左に抜抄しておく。
— 井上円了 『迷信と宗教』 青空文庫
(註一)このパラグラフ及びそれ以下の括弧の終りに至るパラグラフは、著者が一八一六年に著わした、『経済的なかつ安全な通貨に対する諸提案』と題するパンフレットからの抜抄である。
— PRINCIPLES OF POLITICAL ECONOMY AND TAXATION 『経済学及び課税の諸原理』 青空文庫
今参考として左に『郡村誌』の記事を抜抄し、蹈査の不足を補うことにした。
— 木暮理太郎 『利根川水源地の山々』 青空文庫
次に抜抄を掲げてみる。
— あしかが帖 『私本太平記』 青空文庫
で、ここに当夜の模様などを描写するよりは、むしろ「無言録」の語録そのままで見る方が有効におもわれるので、その一端を次に抜抄しておくことにする。
— 黒白帖 『私本太平記』 青空文庫