コミ出し
こみだし
名詞
標準
komi
文例 · 用例
日の暮れがた、私達は急に人のこみだしたビヤホオルを出ると、萩原さんはいつもさうするやうに急にそそくさとわかれの言葉をいつて、そこに私だけを殘して、すぐ群衆の中へよろめき入るやうにして消えてしまつた。
— 堀辰雄 『「青猫」について』 青空文庫
私やハバカリにしゃがんでるとき婆アが茶づけをかッこみだしたのを聞きましたよ」「すると、あなた方が仕事にでると、まもなく婆さんは眠ったわけだね」「たぶん、そうだろうね。
— その十六 家族は六人・目一ツ半 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
ともかく、ご飯をすましちまいましょうよ」 そういうと、ひどくあわてて、ソソクサと飯をかっこみだした。
— 久生十蘭 『あなたも私も』 青空文庫
鉛のように重い足をひきずりながら一時間ばかりのぼると、凍った薄い空気にやられ、山に馴れたテンバまでが咳きこみだした。
— 久生十蘭 『新西遊記』 青空文庫
さて此の特質を極度に生かしたもの、完成させたものが、晩年の作――死ぬる一年前に出版された「怪談」でありまして、之には「不思議な事の研究と物語」といふ「こみだし」が附けてあるやうに、日本のあらゆる時代の、あらゆる方面の、超自然的な、不思議な話で全篇が満ちて居ります。
— 稲垣巖 『父八雲を語る』 青空文庫
そんなら、いッそ気楽でいいが」と、ここに花和尚魯智深は、ここの大地主にでもなったような気で持ち前の“野性の自適”をきめこみだした。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
作例 · 標準
「今回の大会では、白の有利さを調整するためにコミ出しを6目半に設定している。」
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「接戦の末、最後はコミ出しの差でわずかに逆転を許してしまった。」
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「コミ出しというルールのおかげで、囲碁は先番と後番の公平性が保たれている。」
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