牛耳を執る
ぎゅうじをとる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to take the lead in
文例 · 用例
さう云ふ次第だから創作上の話になると――と云ふより文壇に関係した話になると、勢何時も我々の中では、久米が牛耳を執る形があつた。
— 芥川龍之介 『あの頃の自分の事』 青空文庫
今では欧州で牛耳を執るというまでにて。
— 三宅花圃 『藪の鶯』 青空文庫
龍土會の名が廣く知れわたると共に、この會が文界の牛耳を執るものゝやうに訝かられだしたのも、當時の状況から推せば強ち無理とも思はれないのである。
— 蒲原有明 『龍土會の記』 青空文庫
宮川先生も君、あれで中津川あたりじゃ国学者の牛耳を執ると言われて来た人ですがね、年をとればとるほど漢学の方へ戻って行かれるような気がする。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
弘化二年の夏梁川星巌が江戸を去り、菊池五山、岡本花亭、宮沢雲山ら寛政文化の諸老が相継いで淪謝するに及び、枕山はおのずから江戸詩壇の牛耳を執るに至ったのである。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫