お忍び
おしのび
名詞
標準
travelling incognito (of a person of high rank)
文例 · 用例
これわれと永久に別れて無究に相見ず、われは北極の氷と化し君は南極の石となりて、感ぜず思わず、限りなく相見ずと思いたもうともなお忍びたもうことを得るや。
— 国木田独歩 『わかれ』 青空文庫
のう、いかな事でも、明神様の知己じゃ言わしったは串戯で、大方は、葉山あたりの誰方のか御別荘から、お忍びの方と思わしっけがの。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
傑作「人間万事嘘は誠」のあらましの内容は、嫌厭先生という年わかい世のすねものが面白おかしく世の中を渡ったことの次第を叙したものであって、たとえば嫌厭先生が花柳の巷に遊ぶにしても或いは役者といつわり或いはお大尽を気取り或いはお忍びの高貴のひとのふりをする。
— 太宰治 『ロマネスク』 青空文庫
妾は初め怪しみ、遂には恐れて、こは狂人なるべし、狂人を紹介せる嘉悦氏もまた無礼ならずやと、心に七分の憤りを含みながら、なお忍びに忍びて狂人のせんようを見てありしに、客は忽ち慚愧の体にて容を改め、貴嬢願わくはこの書を一覧あれとの事に、何心なく披き見れば、思いもよらぬ結婚申し込みの書なりけり。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
「その後も毎晩お忍びでございましたか」と、七兵衛は訊いた。
— 槍突き 『半七捕物帳』 青空文庫
こんな浮気なお忍び姿を陛下は御覧になりませんからね」 と命婦が言うと、源氏は二足三足帰って来て、笑いながら言う。
— 末摘花 『源氏物語』 青空文庫
皇太后の性格をよく知っておいでになって、その方の意志で動く当代において、今後はどんなつらい取り扱いを受けねばならぬかというお心細さよりも、またない院の御愛情に包まれてお過ごしになった過去をお忍びになる悲しみのほうが大きかった。
— 榊 『源氏物語』 青空文庫
十五夜の月の美しく静かなもとで昔をお忍びになって帝はお心をしめらせておいでになった。
— 明石 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
お忍びという言葉は、様々な文脈で用いられる重要な表現である。
彼はお忍びの意味について深く理解していた。
お忍びを正しく使用することで、より自然な日本語の表現ができる。
この文献ではお忍びという概念が中核的な役割を果たしている。
標準
special palanquin for carrying a daimyo or his wife incognito
作例 · 標準
お忍びという言葉は、様々な文脈で用いられる重要な表現である。
彼はお忍びの意味について深く理解していた。
お忍びを正しく使用することで、より自然な日本語の表現ができる。
この文献ではお忍びという概念が中核的な役割を果たしている。