鎬
しのぎ
名詞頻度ランク #18066 · 青空 95 例
標準
ridge on the side of a sword blade
文例 · 用例
何様も十分調べて置いてシツッコク文字論をするので講者は大に窘められたのでしたが、余り窘められたのでやがて昂然として難者に対って、「僕は読書ただ其の大略を領すれば足りるので、句読訓詁の事などはどうでもよいと思って居る」など互に鎬を削ったものである。
— 幸田露伴 『学生時代』 青空文庫
ちよろ/\とだけの流ながら、堤防も控へず地續きに、諏訪湖を一つ控へたれば、爪下へ大湖の水、鎬をせめて、矢をはいで、じり/\と迫るが如く思はるゝ。
— 泉鏡太郎 『魔法罎』 青空文庫
「私も薪雜棒を持つて出て、亞鉛と一番、鎬を削つて戰はうかな。
— 泉鏡太郎 『十六夜』 青空文庫
おおおお、三味線太鼓が鎬を削って打合う様子じゃ。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
崖はそもそも波というものの世を打ちはじめた昔から、がッきと鉄の楯を支いて、幾億|尋とも限り知られぬ、潮の陣を防ぎ止めて、崩れかかる雪のごとく鎬を削る頼母しさ。
— 泉鏡花 『海異記』 青空文庫
鎬を削る太刀の音……。
— 岡本綺堂 『修禪寺物語』 青空文庫
個人が社会と戦い、青年が老人と戦い、進取と自由が保守と執着に組みつき、新らしき者が旧き者と鎬を削る。
— 石川啄木 『初めて見たる小樽』 青空文庫
そのあくる日、摂津平野の一角で、松山勢は、大和の筒井順慶の兵と鎬をけずった。
— 菊池寛 『形』 青空文庫
作例 · 標準
名刀の美しさは、鋭く切り立った鎬のラインを見れば一目瞭然だ。
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研ぎ師は、鎬の角度を崩さないように慎重に砥石を当てていった。
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刀を斜めにかざすと、光を反射して鎬の筋が鮮やかに浮かび上がる。
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標準
ridged pattern
作例 · 標準
その伝統的な陶器には、ヘラで削り出した美しい鎬の文様が施されていた。
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鎬模様の入ったコーヒーカップは、手によく馴染み、滑りにくいのが特徴だ。
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部屋の壁面に施された鎬のレリーフが、照明によってドラマチックな陰影を作る。
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