弁才
べんさい
名詞
標準
eloquence
文例 · 用例
又は引っかける側の弁才や容色もありましょう。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
王はもとよりかの比丘が無類の偉人で、弁才能く人間外の物をすら感ぜしむるを知ったから、諸群惑をいかにもして悟らせようと考えて、七疋の馬を五日間餓えしめ、六日目にあまねく内外の沙門と異学の徒を集め、かの比丘を請じて説法せしめると、一同開悟せぬはなかった。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
レオは神を語るだけの弁才を神から授っていないと拒んだ。
— 有島武郎 『クララの出家』 青空文庫
Kは大学生の中でも出来るのできこえてゐる方であり、弁才にもすぐれてゐれば、男振に於ても、とてもかれにその競争者となる資格のないのをBはよく知つてゐた。
— 田山録弥 『島からの帰途』 青空文庫
只、その盲情や本能の発露を、極めて自然的に合理化する智識と弁才を持っているに過ぎぬ。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
「ああやるとも」と手塚がいった、元来生蕃は手塚をすかなかった、手塚は医者の子でなかなか勢力があり智恵と弁才がある、が、生蕃はどうしても親しむ気になれなかった。
— 佐藤紅緑 『ああ玉杯に花うけて』 青空文庫
「イヨ、弁才天女の御来迎!
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
解っているのは日本で数人、信長公にこの妾に、香具師の頭に弁才坊、そんなものでございましょう。
— 国枝史郎 『南蛮秘話森右近丸』 青空文庫
作例 · 標準
彼はその類まれな弁才を駆使して、数々の難航する交渉をまとめてきた敏腕の外交官だ。
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彼女は弁才がないことを自覚しており、口で説明するよりも行動で誠意を示すように努めている。
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詐欺師は巧妙な弁才で言葉巧みに投資を勧め、多くの高齢者から多額の資金を騙し取った。
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