霊坂
れいさか
名詞
標準
文例 · 用例
幽霊坂のところまで、三貫で行け」 通りすがりの円タクが「旦那、三貫じゃあ」というのを抑えるようにして、「いつも三貫に決めてあるんだ。
— 海野十三 『深夜の市長』 青空文庫
幽霊坂の下で、僕たちは車をかえした。
— 海野十三 『深夜の市長』 青空文庫
そのあとを、二時間ばかり、泡鳴が玉突きをするのを見物していたが、こうした友人づきあいが、すっかり打解けた気分にはいりこめたものと見えて、幽霊坂の上でわかれる時には、引っこしの話までまとまって、新らしく家を借りる金を十五円泡鳴は清子に渡した。
— 長谷川時雨 『遠藤(岩野)清子』 青空文庫
こゝに幽靈坂、猫又坂、くらがり坂など謂ふあり、好事の士は尋ぬべし。
— 泉鏡花 『彌次行』 青空文庫
天麗かにして其幽靈坂の樹立の中に鳥の聲す。
— 泉鏡花 『彌次行』 青空文庫