染み出し
しみだし
名詞
標準
seepage
文例 · 用例
裏漉しの香ひそのものこそ香ひらしく染み出して来る。
— 北原白秋 『香ひの狩猟者』 青空文庫
すると飽くまで白い頬に裏から朱を溶いて流したような濃い色がむらむらと煮染み出した。
— 夏目漱石 『趣味の遺伝』 青空文庫
それが額際へ来て何時もの様に蒼白く変つてゐる辺に、汗が少し煮染み出した。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
驚いて天井を見上げると、桧の板を深紅に染めて生血が四角に染み出している。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
「む」と思わず呼吸を呑み、再び天井を見上げたとたん、四角に染み出していた板の血がヒラヒラと剥げて落ちて来た。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
腕も首も胸も太い西を包む空気が、彼の内から染み出してくる圧力を受けてじっとりと密度を増していた。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
彼はその後彼女以外の――仮に3と呼ぶとすれば、3と云ふ女と馴染み出した。
— 芥川龍之介 『貝殼』 青空文庫
彼女は彼に反感を生じ、彼以外の――仮に4と呼ぶとすれば、4と云ふ男に馴染み出した。
— 芥川龍之介 『貝殼』 青空文庫
作例 · 標準
長雨の影響で、コンクリートの壁の隙間から不気味な染み出しが見られる。
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地下室の隅に水の染み出しを発見し、配管トラブルを疑って業者を呼んだ。
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油の染み出しを放置しておくと、重大な事故に繋がる恐れがあるため注意が必要だ。
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