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諸手

もろて異読 もろで・そうしゅ
名詞多音語頻度ランク #5892 · 青空 83
1
標準
both hands
文例 · 用例
これより後なお真の友義というものわれらが中に絶えずば交わりは勉めずとも深かるべし、ただわが言うべきを言わしめたまえ、貴嬢のなすべきことは弁解を力むることにはあらで、諸手を胸に加え厳かに省みたもうことなり、静かにおのが心を吟味したもう事なり、今われ実にかの人を愛するや否やと。
国木田独歩 おとずれ 青空文庫
續いて一人の美少年、何處より落ちたりけん、華嚴の瀧の底を拔けて、巖の缺と藻屑とともに、雲より落ちつと覺しきが、助けを呼ぶか諸手を上げて、眞俯向けに流れ來しが、あはよく巖に住まりて、一瀬造れる件の石に、はた其の桂の枝まつはりたるに、衣の裾を卷き込まれ、辛くも其の身をせき留めつ。
泉鏡花 妙齡 青空文庫
諸手を合すいじらしさ。
泉鏡花 活人形 青空文庫
が、いきなり居すくまった茸の一つを、山伏は諸手に掛けて、すとんと、笠を下に、逆に立てた。
泉鏡花 木の子説法 青空文庫
そこを流石は忠三郎氏郷だ、戦の門出に全軍の気が萎えているようでは宜しく無いから、諸手の士卒を緊張させて其の意気を振い立たせる為に、自分は直膚に鎧ばかりを着したということが伝えられている。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
鼻を仰向け、諸手で、腹帯を掴むと、紳士は、ずぶずぶと沼に潜った。
泉鏡花 神鷺之巻 青空文庫
」 というままに、頸の手拭が真額でピンと反ると、棒をハタと投げ、ずかと諸手を墓にかけた。
泉鏡花 縷紅新草 青空文庫
諸手の眞梭の往きかひに衣手輕くさゆらぐや、譬へば霧のさや/\と、山の梢を渡る如。
長塚節 長塚節歌集 中 青空文庫
作例 · 標準
剣道では、諸手で竹刀を構えるのが基本だ。
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彼女は、諸手で重い荷物を軽々と持ち上げた。
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彼は諸手を合わせて、真剣な面持ちで願った。
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