瓏銀
瓏銀
名詞
標準
文例 · 用例
肥後路より、或は久留米路より、或は佐賀より筑後川の流を越えて、わが街に入り来る旅びとはその周囲の大平野に分岐して、遠く近く瓏銀の光を放つてゐる幾多の人工的河水を眼にするであらう。
— 北原白秋 『水郷柳河』 青空文庫
その波濤の面の金と紅とが乳黄となり、やや寒い瓏銀となり、ブリュブラックとなり、重く暗くなり、そうして今は舷下の飛沫と潮※とがただ白く青く駛って、擾れて、機関部の汚水がタッタッと吐き出されてゆく。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
時時にその濃藍色が群青に柔金に瓏銀に変幻した。
— ――震災手記断片―― 『竹林生活』 青空文庫
肥後路より、或は久留米路より、或は佐賀より筑後川の流を超えて、わが街に入り來る旅びとはその周圍の大平野に分岐して、遠く近く瓏銀の光を放つてゐる幾多の人工的河水を眼にするであらう。
— 北原白秋 『思ひ出 抒情小曲集』 青空文庫
げにげにわかき日のキネオラマよ、思ひ出はそのかげに伴奏くピアノ、月と瓦斯との接吻、瓏銀の水をゆく小舟。
— 北原白秋 『思ひ出 抒情小曲集』 青空文庫