弾き初め
ひきぞめ
名詞
標準
initial playing of an instrument in the New Year
文例 · 用例
リストが音楽商の家の階段を気軽にかけ上がって、ピアノの譜面台の上に置き捨てられたショパンの作曲に眼をつけて、やがて次第に引入れられて弾き初める、そこへいったん失望して帰りかけたショパンがそっと這入って来て、リストと背中合せに同じ曲を弾き出す場面には一種の俳諧を感ぜられて愉快である。
— 寺田寅彦 『映画雑感6』 青空文庫
「式を挙げるまで、これを僕と思って可愛がって下さい」 という婚約者のお手本みたいな甘ったるい文句附きであったが、その犬の特徴というのは、ピアノを弾き初めると妙に眼を白くして天井を見てアクビみたいな声を出して、アウーアウーと合唱する。
— 夢野久作 『超人鬚野博士』 青空文庫
物乞をするために急に三味線を弾き初めたものと見えて、年は十五、六にもなるらしい大きな身体をしながら、カンテラを点した薦の上に坐って調子もカン処も合わない「一ツとや」を一晩中休みなしに弾いていた。
— 永井荷風 『伝通院』 青空文庫
作例 · 標準
新年の弾き初めで、彼は見事な琴の演奏を披露した。
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子供たちは皆、お正月にピアノの弾き初めをした。
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毎年恒例の弾き初め会には、多くの観客が集まる。
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