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蔵書印

ぞうしょいん
名詞
1
標準
ownership mark
文例 · 用例
古本と蔵書印 本屋の息子に生れただけあって、文豪アナトオル・フランスは無類の愛書家だった。
薄田泣菫 艸木虫魚 青空文庫
――だが、こんなことになったのも、俺が蔵書印を持合さなかったからのことで。
薄田泣菫 艸木虫魚 青空文庫
二度とまたこんな間違いの起らぬように、大急ぎで一つすばらしい蔵書印をこしらえなくちゃ……」 私はその後D博士を訪問する度に、その書斎の硝子戸越しに、幾度かこの二冊の書物を見た。
薄田泣菫 艸木虫魚 青空文庫
今度こそは大急ぎで一つ蔵書印のすばらしく立派な奴を……」と、いつでも考え及ぶには及ぶのだったが、その都度忘れてしまって、いまだに蔵書印というものを持たないでいる。
薄田泣菫 艸木虫魚 青空文庫
成善が海保の塾に入った後には、海保|竹逕が数渋江氏に警告して、「大分|御蔵書印のある本が市中に見えるようでございますから、御注意なさいまし」といった。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
実は、先刻図書室で見たマクドウネルの梵英辞典に、見なれない蔵書印が捺してあった。
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫
一は為永春水の『絵入教訓近道』で、一は式亭蔵書印のある『赤本智恵鑒』である。
桑木厳翼 春水と三馬 青空文庫
「神尾の本は全部お売りになったのですか」 夫人は本を手にとって、扉の蔵書印を眺めていた。
坂口安吾 アンゴウ 青空文庫
作例 · 標準
古い書物には、持ち主を示す蔵書印が押されていることが多い。
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彼は自分の蔵書に、手彫りの蔵書印を押している。
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蔵書印は、本の来歴をたどる上での手がかりとなる。
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