燿栄
燿栄
名詞
標準
文例 · 用例
女って獣は栄燿栄華で暮そうと云う外には、何一つ慾の無え獣だ。
— 有島武郎 『かんかん虫』 青空文庫
一日の辛い仕事に疲れ果てても、彼は世にも嬉しげな微笑を浮べつつ、栄燿栄華の夢を見るために、柱の折れかかった汚ない寝床へと急ぐのであった。
— 幸福 『南島譚』 青空文庫
その中でも偉い奴になると栄燿栄華心に任せ、権威名望意に従わざる無く、上は神仏の眼を眩まし、下は人界の純美を穢し去って、傲然として人間の愚を冷笑しつつ土の中に消え込むからであります。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
」「うむ」「平家は一族盛んな時には栄燿栄華を極めましたけれど、亡びた時は、一族みんな一緒でした、そこへ行くと源氏は、父を殺したり、叔父を殺したり、兄弟が攻め合ったり、殺し合ったり」「なるほどな」「感心して聞いていらっしゃるわね。
— 農奴の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
実に立派な構えで、何一つ不自由なく栄燿栄華は仕ほうだいでございます。
— 三遊亭圓朝 『西洋人情話英国孝子ジョージスミス之伝』 青空文庫
そのぬすっとも、これだけの金、うぬが栄燿栄華に使おうと言うんじゃねえ、何十と言う人の命が助かるのだ。
— 三好十郎 『天狗外伝 斬られの仙太』 青空文庫