閂
かんぬき異読 かんのき
名詞
標準
bar
文例 · 用例
当主は、寝ている処を、いきなり丸太ん棒、それも樫の木の、潜り門用の閂でドサッとやられたので、遺言を書こうにも書くまいにも、眼の覚める暇がなかったのであった。
— 葉山嘉樹 『乳色の靄』 青空文庫
枕を高くした本田富次郎氏は、樫の木の閂でいきなり脳天をガンとやられた。
— 葉山嘉樹 『乳色の靄』 青空文庫
だが、どんな怨霊も、樫の木の閂で形を以って打ん殴ったものはなかった。
— 葉山嘉樹 『乳色の靄』 青空文庫
その後主筆の家の玄関の締りが閂に改められたのは、どうやら夫人の希望らしい。
— 夢野久作 『ざんげの塔』 青空文庫
午後四時から五時の間に叔父や店の者が相前後して店を引けて行くと、私は表を閉めて閂を入れて後を掃除した。
— 夢野久作 『鉄鎚』 青空文庫
しかし……何の用ですか……」「オホホホホホホホホホ」 私は表の扉の閂を外すと又二階に上って、あたたかい夜具にもぐり込んだ。
— 夢野久作 『鉄鎚』 青空文庫
」 重吉は夢中で怒鳴った、そして門の閂に双手をかけ、総身の力を入れて引きぬいた。
— 萩原朔太郎 『日清戦争異聞(原田重吉の夢)』 青空文庫
彼は閂を両手に握って、盲目滅法に振り廻した。
— 萩原朔太郎 『日清戦争異聞(原田重吉の夢)』 青空文庫
作例 · 標準
夜、店のシャッターを下ろし、最後に頑丈な閂をしっかりと掛けた。
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古い蔵の扉には、太い木製の閂が横たわっていた。
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「閂がかかってるから入れないよ」と、彼は閉ざされた門を指さした。
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昔の牢屋の扉は、何重もの閂で固く閉ざされていたと聞く。
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標準
double-arm lock
作例 · 標準
柔道の試合で、相手の腕を閂で極め、一本勝ちを収めた。
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プロレスラーが相手に閂を仕掛け、苦悶の表情を浮かべさせた。
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練習中に、誤って閂をかけられ、腕を痛めてしまった。
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寝技で相手の動きを封じるため、完璧なタイミングで閂を決めた。
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標準
(rope) cinching
作例 · 標準
大嵐の前に、船の帆を閂でしっかりと固定した。
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荷崩れしないように、トラックの荷台のシートを閂で締める。
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登山者がテントを張る際、ロープの閂でペグを地面に深く打ち込んだ。
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漁師たちは、網を船体に閂で縛り付けている。
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