意を得る
いをえる
表現動詞-一段
標準
to get (e.g. the gist of something)
文例 · 用例
「一|枝」と意を得ると、小笠原氏の顔を出して、事もなげに頷くのを視て、折り取る時、瀬の音が颯と響いた。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
」 番頭は一大事のごとく、固くなって、御意を得ると、夫人は何事もない風情、「まあ、何とおっしゃる方。
— 泉鏡花 『伊勢之巻』 青空文庫
あなたは、家へおいでになるお客様たちに先生と呼ばれて、誰かれの画を、片端からやっつけて、いかにも自分と同じ道を歩むものは誰も無いような事をおっしゃいますが、もし本当にそうお思いなら、そんなに矢鱈に、ひとの悪口をおっしゃってお客様たちの同意を得る事など、要らないと思います。
— 太宰治 『きりぎりす』 青空文庫
克勤の民意を得る是の如くなりしかば、事を視ること三年にして、戸口増倍し、一郡|饒足し、男女|怡々として生を楽みしという。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
新渡戸博士は婦人雑誌の原稿をかく時には、細君の同意を得るやうな考へしか書かないさうだが、以ての外の不了見である。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
更に蒼古の意を得る為に捨命することを辞さなかつたであらう。
— 芥川龍之介 『金春会の「隅田川」』 青空文庫
古意を得るのは勿論結構であらう。
— 芥川龍之介 『金春会の「隅田川」』 青空文庫
それは彼等の好意を得ることにも何か彼等の権力に媚びる卑しさの潜んでいる為だった。
— ――或精神的風景画―― 『大導寺信輔の半生』 青空文庫
作例 · 標準
複雑な理論も、彼が図解してくれたおかげでようやく意を得ることができた。
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何度も読み返した末に、ようやく著者の意を得るに至り、深い感銘を受けた。
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短い会談ではあったが、互いの意を得ることができ、提携に向けて大きく前進した。
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標準
to turn out as one thought
作例 · 標準
自分の思い描いていた通りの仕上がりになり、職人は満足げに意を得た様子で頷いた。
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今回の企画は私の意を得る結果となり、プロジェクトは大成功のうちに終わった。
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全てが筋書き通りに進み、彼は意を得たりとばかりに不敵な笑みを浮かべた。
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