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没評

ぼつひょう
名詞
1
標準
文例 · 用例
「ドラマ」は沒評詩は活差別相を具へたるが故に、これを沒却理想なりとし、小沒※評詩は活差別相を具へざるが故に、これを沒却理想ならずとすと。
森鴎外 柵草紙の山房論文 青空文庫
されば沒評といふ「ドラマ」の體と、沒却理想といふ「ドラマ」の旨との占領すべき審美上の區域を並べ擧ぐるときは左の如し。
森鴎外 柵草紙の山房論文 青空文庫
さて沒評詩の大なるものと小なるものとの細區別は左の如くなるべし。
森鴎外 柵草紙の山房論文 青空文庫
右の表を見るときは、逍遙子が「ドラマ」の旨なりとする沒却理想と逍遙子が「ドラマ」の體なりとする沒評詩)は叙事詩、戲曲、小説の三體に通じて、叙情詩に通ぜず、大小、傑不傑、度量の優劣に至りては、その問ふところにあらず。
森鴎外 柵草紙の山房論文 青空文庫
わが當初沒理想の語に沒評の義を生じ、遂には沒却理想にして沒評なるもの(詩にては小叙事詩、小戲曲、小小説)とを生ずべきを預知するに由なかりければなり。
森鴎外 柵草紙の山房論文 青空文庫
われはまことに沒理想の語に沒評とあやまり解せしにあらず。
森鴎外 柵草紙の山房論文 青空文庫
こゝに「ドラマ」といひ、「ドラマチスト」といへるは、沒評詩人にして、沒却理想詩、沒却理想詩人にあらず。
森鴎外 柵草紙の山房論文 青空文庫
この用語例をいまだ示さゞる間は、「ドラマ」即沒理想詩の義を沒評詩家とも無理想詩家とも解すべかりしなり。
森鴎外 柵草紙の山房論文 青空文庫