悪戯盛り
いたずらざかり
名詞
標準
mischievous age
文例 · 用例
私達はよせばよいのにと思いましたが、何しろ、十一二という悪戯盛りですから、一体吉公がどんな悪戯をするのか見ていたいという心持もあって、だまって吉公の後からついて行きました。
— 菊池寛 『納豆合戦』 青空文庫
児供の方でも父の秘蔵を呑込んで、先年死んだ長男の玄太郎が五ツ六ツの悪戯盛りにも「あれは父ちゃんのおにゃん子」といって指一本も決して触れなかった。
— 内田魯庵 『二葉亭余談』 青空文庫
」 女博士は困つたなと思つてその儘そつと逃げ出さうとしてゐると、内部から扉が開いて悪戯盛りの女学生が「ばあ」と言つて顔を出した。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
演奏をしに米国へ渡つたのは、確か十歳頃だつたと覚えてゐるが悪戯盛りの子供が汗を垂らして難曲に無中になつてゐる容子が、余りにいぢらしいといつて、幼児虐待防止会から抗議の申込があつた程だつた。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
斯の姉妹が世話する叔父さんの子供は二人とも男の児で、年少の方は文ちやんと言つて、六歳の悪戯盛りであつた。
— 島崎藤村 『出発』 青空文庫
悪戯盛りの近所の小娘が、親でも泣かせそうな激しい眼付をして――そのくせ、飛んだ器量好しだが――横手の土塀の方へ隠れて行った。
— 島崎藤村 『岩石の間』 青空文庫
「お嫁に行くんだ――やい、やい」と輝子の方に指さして言った悪戯盛りの繁の言葉を胸に浮べた。
— 島崎藤村 『新生』 青空文庫
すると何かの折に、丹波の国から人馴れた猿を一匹、献上したものがございまして、それに丁度|悪戯盛りの若殿様が、良秀と云ふ名を御つけになりました。
— 芥川龍之介 『地獄変』 青空文庫
作例 · 標準
悪戯盛りの息子が壁一面にクレヨンで落書きをしてしまい、母は大きな溜め息をついた。
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「お宅の坊ちゃんも、今はちょうど悪戯盛りで、一番可愛いけれど大変な時期ですね」
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近所に住む悪戯盛りの兄弟は、毎日庭を駆け回り、日が暮れるまで賑やかな声を響かせている。
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悪戯盛りの子供たちから一時も目を離すわけにはいかず、保育園の現場は毎日が体力勝負だ。
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