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出船

しゅっせん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
departure of a ship (from a port)
文例 · 用例
巡査と駅員に守られて一旦乗船したが出船間際に連れ下ろされて行った。
寺田寅彦 札幌まで 青空文庫
ドンナイ河に翩々と帆かけた米穀輸出船は彼の指揮によって饑饉と、戦禍の彼の本国に積出された。
吉行エイスケ 新種族ノラ 青空文庫
ボーウ、ボーウとサイレンが 出船みたいになつてゐる。
新美南吉 青空文庫
河岸に繋いであるモーターボートを見ると、急に思い立ったものと見え、運転手に町のスタンドからガソリンを買わして来てまでして、ボートを借りて出船して行きました。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
この高浜は、盆前から夏一杯、入船出船で繁昌し、一浦が富貴する。
泉鏡花 河伯令嬢 青空文庫
十 絶縁の書 ここにて朝鮮行の出船を待つほどに、ある日無名氏より「荷物|濡れた東に帰れ」との電報あり。
福田英子 妾の半生涯 青空文庫
こんなことを書いてゐるうちに、吹き降りの夜があけると、磯の方から出船の貝笛の音が聞えて来る。
牧野信一 痩身記 青空文庫
船長は、今は、前航海の、夜中におけるサンパンの中の船長でも、出船前の室蘭における彼でもなかった。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
作例 · 標準
波止場には別れを惜しむ人々が集まり、霧笛を鳴らしてゆっくりと港を離れる出船を見送った。
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出船の準備が整い、乗組員たちは慌ただしく甲板を駆け回りながらロープを解き始めた。
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夕日に照らされた海原へと進んでいく出船のシルエットは、どこか哀愁が漂っていて美しかった。
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