才槌頭
さいづちあたま
名詞
標準
head like a hammer
文例 · 用例
で、それが一旦昇降口へ吸込まれて、此処で又|紛々と入乱れ重なり合って、腋の下から才槌頭が偶然と出たり、外歯へ肱が打着かったり、靴の踵が生憎と霜焼の足を踏んだりして、上を下へと捏返した揚句に、ワッと門外へ押出して、東西へ散々になる。
— 二葉亭四迷 『平凡』 青空文庫
四角い顔の才槌頭だった。
— 長谷川時雨 『西洋の唐茄子』 青空文庫
テンコツさん森口嘉造氏はそこら一帯の大屋さんで、口利きで、対談事、訴訟にもおくれをとらぬ人、故松助演じるところの『梅雨小袖』の白木屋お駒の髪結新三をとっちめる大屋さん、鰹は片身もらってゆくよの型で、もちっとゴツクした、ガッチリした才槌頭である。
— 長谷川時雨 『テンコツさん一家』 青空文庫
しかし、顔は極めて美しく、とうてい現在の十四郎が、父であると思われぬほどだが、奇態な事は、大きな才槌頭が顔のほうにつれて盛上ってゆき、額にかけて、そこが庇髪のようなお凸になっていた。
— 小栗虫太郎 『白蟻』 青空文庫
田中久太夫は徒士の御先手で駕籠脇についていたが、あまりの煩しさに、ついとり逆上せ「三両、三両」と叫びながら、駕籠脇に迫ってきた才槌頭の襟首を掴むなり「おのれ」といって、ぬかるみへ取って投げた。
— 久生十蘭 『ボニン島物語』 青空文庫
するとたちまち、いったいずいぶんのさいづちあたまなのが、わけなくすっぽりでました。
— LYKKENS KALOSKER 『幸福のうわおいぐつ』 青空文庫
作例 · 標準
彼は頑固で、一度決めたらなかなか意見を変えないから、まさに才槌頭だ。
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「まったく、お前は才槌頭だな!人の話を聞かないと損をするぞ。」
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その政治家は才槌頭なことで有名で、どんな批判にも耳を貸そうとしない。
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