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傾ぐ

かしぐ異読 かたぐ
動詞-五段-ガ行動詞-自動詞
1
標準
to incline toward
文例 · 用例
春の日は永や、のどかや、  前うしろ傾ぐになひや。
北原白秋 第二海豹と雲 青空文庫
修道院の※あけはなち晩餐なり甜瓜がまろし月の光に修道院こよなく明し燈のつきてこの焼豚の塊の美しさわれ立ちて今は踊らむ月あかり深めば鐘もゆり傾ぐなり月がいい。
北原白秋 海阪 青空文庫
信じられない程滑らかな海、頭上に近く、千古の伝説のように明るく輝く星――そして甲板一杯に部屋部屋の電燈を見せて大きく傾ぐ城のようなタイタニック。
牧逸馬 運命のSOS 青空文庫
……雪ぼこりは馬の蹄の下から渦まきかかって来るし、橇も右へ左へ、今にも引っくり返りそうに傾ぐのです。
TUPEJNYJ HUDOZHNIK かもじの美術家 青空文庫
フラフラと縁先へ歩いて行き、香しい初夏の前栽へつとその眼を走らせたが、「訳と云うのは他でもない、ここに咲いているこの百合の花、いつも嫋々と首を垂れ、風吹けば揺れ、雨降れば傾ぐ、相手次第でどうともなる……これが妾の今の身の上……お前これでも解らぬかえ?
国枝史郎 蔦葛木曽棧 青空文庫
あの鉄環をグイと引く、すると天井が一方へ傾ぐ、その隙間から這い上がる、上の間道へ行けるのだ。
国枝史郎 任侠二刀流 青空文庫
そうして岩床が次第次第に、一方へ傾ぐのを見遁がしてはならない。
国枝史郎 任侠二刀流 青空文庫
花子がドサリと横に倒れその重みで船が傾ぐほど揺れて激しい水音が舷側にすると、彼は見る見る狂暴になつた。
神西清 水に沈むロメオとユリヤ 青空文庫
作例 · 標準
裏山の斜面が昨夜の大雨で少し崩れた影響で、庭先にある物置の小屋が今にも倒れそうなほど右に傾いでいる
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地盤沈下が進んでいるのか、この路地にある電柱はどれも不自然な角度で道路側へ傾いで見える。
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大雪の重みに耐えかねて、公園の古いフェンスがぐにゃりと内側に傾いでしまった。
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2
標準
to go down (sun)
作例 · 標準
作業に夢中になっているうちにすっかり日が傾ぎ、開け放した窓から冷たい夕風が吹き込んできた。
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西の空に太陽が傾ぐと、立ち並ぶビル群の長い影が街路を飲み込むように東へと伸びていく。
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釣果を競っている間に山の端へと日が傾ぎ、湖面はキラキラと眩しい黄金色に輝き始めた。
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傾ぐ(かしぐ) — 幻辞.com