灑水しゃすい名詞1標準文例 · 用例行者の前の壇上には、蘇油、鈴、独鈷、三鈷、五鈷、その右に、二本の杓、飯食、五穀を供え、左手には嗽口、灑水を置いてあった。— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫尊意が、咽喉が渇いておいでゞしょうと云って柘榴をすゝめたのを、丞相は取って口に啣んでひしひしと噛み砕き、妻戸のふちに吐きかけたかと思うと、見る/\一条の火焔となって燃え上ったが、尊意が灑水の印を結ぶと、たちどころにその火が消えた。— 谷崎潤一郎 『少将滋幹の母』 青空文庫