身の上話
みのうえばなし
表現名詞
標準
life story
文例 · 用例
すると作楽井は独り感に入ったように首を振って「御主人は、よく知ってらっしゃるが、考えてみれば自分なぞは――」 と言って、身の上話を始めるのであった。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
そこでダンサーに身の上話をさせることによって悪漢騎手の旧情夫の存在を観客に呑込ませる。
— 寺田寅彦 『初冬の日記から』 青空文庫
」「なんだ、身の上話はつまらん。
— 太宰治 『グッド・バイ』 青空文庫
けれどもいずれ何か理由のあることだろうと思う、身の上話を一ツ聞かしてもらいたいものだ」と思いきって正面から問いかけた。
— 国木田独歩 『女難』 青空文庫
長げえ身の上話もこの為めにしたんだ。
— 有島武郎 『かんかん虫』 青空文庫
「油壺の方で、毎晩食後にいろいろ教職員や学生の身の上話も出るのだが、あれでなかなか複雑な経歴なものもある。
— 岡本かの子 『蝙蝠』 青空文庫
「むむ、そのお稲で居た時の身の上話、酒の肴に聞かさんかい。
— 泉鏡花 『陽炎座』 青空文庫
年少のぼくに彼女がそんな身の上話をきかせてくれた、と言うよりむしろ、ぼくが巧くそうさせたと言うことの満足と、そういう話をしたということがお互いの親密の度を増したという喜びのためなのだ。
— 織田作之助 『ひとりすまう』 青空文庫
作例 · 標準
居酒屋で隣り合わせた人と、お互いの身の上話をした。
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彼は自分の辛い身の上話を淡々と語った。
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長い夜、友人と語り合った身の上話は、心に残る思い出となった。
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