風邪薬
かぜぐすり異読 かざぐすり
名詞多音語
標準
remedy for a cold
文例 · 用例
粉にしたコーヒーをさらし木綿の小袋にほんのひとつまみちょっぴり入れたのを熱い牛乳の中に浸して、漢方の風邪薬のように振り出し絞り出すのである。
— 寺田寅彦 『コーヒー哲学序説』 青空文庫
別に、風邪薬を一|貼、凍傷の膏薬一貝買ひに行つた話は聞かぬが、春の曙、秋の暮、夕顔の咲けるほど、炉の榾の消ゆる時、夜中にフト目の覚むる折など、町中を籠めて芬々と香ふ、湿ぽい風は薬屋の気勢なので。
— 泉鏡花 『処方秘箋』 青空文庫
風邪を引いた時には、風邪薬の必要があります。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
しかし、いったん、風邪が癒れば、いつまでも風邪薬に執着する必要はありません。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
たった今風邪薬をもらひに出掛けて行った女中の下駄の歯が敷石に触れてくくくと云ってゐる。
— 原民喜 『焔』 青空文庫
下女のお秋は音羽の通りまで風邪薬を買いに出た。
— 白蝶怪 『半七捕物帳』 青空文庫
なにぶんにも頭が重いので、半七は湯にはいって風邪薬を飲んで、日の暮れないうちから衾を引っかぶって汗を取っていると、夜の五ツ(午後八時)頃に松吉が帰って来た。
— 向島の寮 『半七捕物帳』 青空文庫
樹明兄から約束の通りに寄贈二品、一は白米、これは胃腸薬として、そして他は砂糖、これは風邪薬として。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
作例 · 標準
「他の薬との飲み合わせが心配だから、風邪薬を買う前に薬剤師さんに相談してみるよ」
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出張先で熱っぽさを感じ、鞄に常備していた風邪薬を飲んでホテルのベッドに潜り込んだ。
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市販の風邪薬は眠くなる成分が含まれていることが多いので、運転前や大事な会議の前は注意が必要だ。
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「ひどくなる前に飲んでおこう」と、引き始めに効くという粉末の風邪薬を白湯でゆっくり流し込んだ。
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