迂作
迂作
名詞
標準
文例 · 用例
薄用箋八枚に、過般の“南北朝文化展”を観た感想と迂作とについて述べられている。
— 吉川英治 『随筆 私本太平記』 青空文庫
迂作、私本太平記もいつかまる三年に入りかけている。
— 吉川英治 『随筆 私本太平記』 青空文庫
迂作、この一篇も、悔悟の古塔を巡礼しながら、古典に曳く鐘の余韻に、今日は末世か創世か、もいちど、無常の真理を聴こうと思うものであります。
— 吉川英治 『随筆 新平家』 青空文庫
そんな宇宙夢をえがいて書き始めたのが迂作「新・平家」でしたが、週刊誌上の連載も、この回でいつか満一年という長篇になりつつあります。
— 吉川英治 『随筆 新平家』 青空文庫
それなのに、本誌の読者大会だけには去年も出、今年も行くのは間が悪いが、まる四年にわたる迂作の連載中に、いろいろな形で諸氏の御好意をうけつつ、それに平常お答えもしていない自分のすまない気もちを、幾ぶんでも果たしたいという量見にほかならない。
— 吉川英治 『随筆 新平家』 青空文庫
迂作もこの三月で満五年になる。
— 吉川英治 『随筆 新平家』 青空文庫
迂作「松のや露八」の中に、若い時代の澁澤榮一が登場してゐるが、それを書くべく、澁澤翁の年譜を調べたことがある。
— 吉川英治 『折々の記』 青空文庫