幻辞.com

鞘翅

しょうし
名詞
1
標準
文例 · 用例
私はその鞘翅類をも私の採集した珍昆蟲十種のうちにいれて教師へ出した。
太宰治 思ひ出 青空文庫
数寄の光壁更たけて、    千の鱗翅と鞘翅目、直翅の輩はきたれども、   公子訪へるはあらざりき。
宮沢賢治 文語詩稿 一百篇 青空文庫
寺町で樹木が多いので到底市中とは思はれぬやうな昆虫類が棲息して去年は美しい鱗翅、脈翅、有吻、鞘翅、膜翅の類ひを居ながらにして八十種あまり採集した。
牧野信一 魚籃坂にて 青空文庫
――有吻類や鞘翅類を採集して来て、藻と共に水槽に飼育しましたところ、水に青みどろが生じましたので、不図気づいて、その一滴をデツキ・グラスに載せて覗いて見ましたところが、計らずも鮮かな放射線状の虚足を持つたアミーバを発見しました。
牧野信一 女優 青空文庫
ミスヂ其他(2)アゲハ……クロ(5)キ(3)カラス(7)ジヤコウ(6)アヲスヂ(3)△鞘翅
牧野信一 真夏の朝のひとゝき 青空文庫
周囲を鞘翅虫が群り飛んで、木の幹に打つ付かつては地に落ちる。
VATER SERGIUS パアテル・セルギウス 青空文庫
鞘翅虫が一匹飛んで来て、セルギウスの頭に打つ付かつて、項へ這ひ込んだ。
VATER SERGIUS パアテル・セルギウス 青空文庫
その鑰があのルスチニア鳥、あの鞘翅虫、即ち自然と云ふものであらうか。
VATER SERGIUS パアテル・セルギウス 青空文庫
ウィキペディア

鞘翅(しょうし、さやばね)は、昆虫類の一部の分類群で見られる翅の型の一つで、前翅がキチン質化し、硬くなったもの。翅鞘(ししょう)ともいう。左右の鞘翅はそれぞれ背面の左右半分ずつを覆い、背面正中線で互いに接して、背面全体を覆う。

出典: 鞘翅 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0