来清
らいきよし
名詞
標準
文例 · 用例
それ以来清逸の自分に対する評価は渝ることがない。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
後周は、一度刑名律なる名称を復したけれども、隋唐以来清朝に至るまで、皆北斉の例に倣って、刑法の通則を名例律の中に置いたから、法例という題号は久しく絶えたのであった。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
多くのものが失われ、それを灰燼に帰した暴力は世紀の恥辱ですが、イタリーそのものについては、あんまりたっぷりした祖先の財産からすこし解放され、御家宝拝見料で食わなくなる方が将来清新な、その時代のイタリーの建設にふさわしい芸術が開花するかもしれません。
— 一九四三年(昭和十八年) 『獄中への手紙』 青空文庫
要は「本来清浄」を守るにある。
— 新渡戸稲造 『自警録』 青空文庫
近来清国へ内地製の理科器械を輸出して、大いに好評を得なかったのは、一は職工に充分の知識がなかったゆえで、必ずしも商人の横着のみに原因したわけではなかろう。
— 丘浅次郎 『教育と迷信』 青空文庫
たとえばかの一昨年来清仏の開戦に際し、上海寄留の外国人らがその平和を欲するのあまりに、ともに醵金してもって二国の争闘を調停せんとしたるがごとき、これ決して両国生霊の塗炭に困しむの状を見るに忍びずしてかくのごとく道徳上の職分を尽くすものにあらず。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫
以来清次郎氏は独言が癖になった。
— 佐々木邦 『脱線息子』 青空文庫
……何かあったんですか』『吉良様の御家来清水一学様が今そこに立って、二階を見上げていたと――お粂さんが云うのだが』『人違いでしょう』『そうかも知れないね』 善兵衛は慰め顔に、悄れている彼女のすがたへ眸を向け、『――お粂さん、誰もいないそうですよ。
— 吉川英治 『新編忠臣蔵』 青空文庫