日野菜
ひのな異読 ヒノナ
名詞
標準
hinona (Japanese variety of long-rooted pickling turnip, Brassica rapa var. akana)
文例 · 用例
千葉へ一晩かえり、明日野菜もって来てくれる由。
— 一九四四年(昭和十九年) 『日記』 青空文庫
私共は毎日野菜で暮して居る。
— 宮本百合子 『農村』 青空文庫
今年亡くなつた水野葉舟君からもらつた田口菜、キサラギナ、日野菜、セリフオンも立派に出来た。
— 高村光太郎 『開墾』 青空文庫
毎日野菜が食べられるぞ」 けれど、男は土地を探すことをしなかった。
— 北大路魯山人 『料理の第一歩』 青空文庫
今も、庭の真中の、陽当の一番良ささうな所を彼らしくだだ広く掘返して、葱一株、玉葱一株、花の咲いた日野菜一本、小さな蜜柑、梅、枇杷、団栗の木が一本づつ植つてゐる。
— 外村繁 『打出の小槌』 青空文庫
たとえばこの日は一日野菜畠へ入ってはならぬ。
— 柳田国男 『年中行事覚書』 青空文庫
その夜なくやと試みたれど、さらに声の聞えねば、俄かに露の身に寒く、鳴くべき勢ひのなくなりしかと憐れみ合ひし、そのとし暮れて兄は空しき数に入りつ。
— 樋口一葉 『あきあはせ』 青空文庫
貴嬢は何をおつしやいます今まで彼れ程お待遊ばしたのに又そんなことをヱお心持がおわるひのならお薬をめしあがれ阿母さまですか阿母さまはうしろに。
— 樋口一葉 『闇桜』 青空文庫
作例 · 標準
滋賀県の伝統野菜である日野菜の漬物は、独特の苦味と鮮やかなピンク色が食卓を彩る。
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「この日野菜、塩加減が絶妙でお茶請けにぴったりね」と母が嬉しそうに食べた。
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直売所で買ったばかりの日野菜を、浅漬けにするために丁寧に水洗いした。
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ウィキペディア
日野菜(ひのな)とは、太陽光が当たった部位に赤い色素を生合成する性質を有した、食用のカブの品種の1つである。滋賀県に所属する日野町が原産地と言われているために、この名で呼ばれるものの、別名として、日野菜カブ(ひのなかぶ)や赤菜(あかな)と呼ばれる事例も見られる。主な食べ方としては、色素を活かした漬物にしてから食べる方法が知られており、日野菜の漬物は、日野町の特産品として知られる。すなわち、日本各地で品種の栽培が途絶えた事例が起きてきたものの、それらの品種とは異なり、21世紀に入ってからも日野菜の栽培は継続されている上に、漬物の製法も継承され続けている。
出典: 日野菜 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0