手乗り
てのり
名詞
標準
holding something on one's palm or hand (esp. small animal or bird)
文例 · 用例
わが家の香屋子まで雀に食パンの粉をやり出したり、雀の子を飼えのと言い出したが、手に入り難いので、手乗り文鳥を買ってやった。
— 吉川英治 『随筆 私本太平記』 青空文庫
汲出櫓の上に登っているのであるが、右手を見ると、粗末な石垣のすぐそこから曇天と風とで荒々しく濁ったカスピ海がひろがり、海の中へも一基、二基、三基と汲出櫓が列をなしてのり込んで行っている。
— 宮本百合子 『石油の都バクーへ』 青空文庫
これにも、さっきむこうへ行ったのにも白い警官が顎紐をおろしてのりこんでいるのであった。
— 宮本百合子 『電車の見えない電車通り』 青空文庫
あの八月九日の夜、新京から真先に遁走を開始した関東軍とその家族とは、三人の子をつれて徒歩でステーションに向う著者にトラックの砂塵をあびせ、列車に優先してのりこみ、ときには飛行機をとばして行方のわからない高官の家族の所在をさがさせまでした。
— 宮本百合子 『ことの真実』 青空文庫
そしてそういう論文としてのりっぱなスチィールを備えているのに感心しました。
— 倉田百三 『青春の息の痕』 青空文庫
当人はすきな人もあってのり気せず。
— 宮本百合子 『一九二五年より一九二七年一月まで』 青空文庫
女の話が出ると、にやり/\笑つてのり氣になつて來るが、それが出ない限りは、一時間でも二時間でも默つてゐて、それに飽きた時は、どんな用談があつても、かまはず平氣で失敬する。
— 放浪 『泡鳴五部作』 青空文庫
当日、富士山を飾った大きな山車を作り、その山車の上に、私がお振袖を着てのりまして、「君が代」とアメリカの国歌をうたって、ワシントンの都大路を練りまわりました。
— 三浦環 『お蝶夫人』 青空文庫
作例 · 標準
小鳥が私の肩にとまり、手乗りになった。
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手乗り文鳥は飼い主によく懐く。
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その子は手乗りサイズのロボットを大切にしていた。
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