道芝
みちしば
名詞
標準
roadside grass
文例 · 用例
」といいて立ったる折、のしのしと道芝を踏む音して、つづれをまとうたる老夫の、顔の色いと赤きが縁近う入り来つ。
— 泉鏡花 『龍潭譚』 青空文庫
薄日は射したがまだ融けぬ、道芝に腰を落して、お鶴はくの字形に手を小石。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
時に、経堂を出た今は、真昼ながら、月光に酔い、桂の香に巻かれた心地がして、乱れたままの道芝を行くのが、青く清明なる円い床を通るようであった。
— 泉鏡花 『七宝の柱』 青空文庫
――お藻代も、道芝の露に裳を引揚げたというのであるから。
— 泉鏡花 『古狢』 青空文庫
」といひて立つたる折、のしのしと道芝を踏む音して、つづれをまとうたる老夫の、顔の色いと赤きが縁近う入り来つ。
— 泉鏡花 『竜潭譚』 青空文庫
今其の祠は沼に向つて草に憩つた背後に、なぞへに道芝の小高く成つた小さな森の前にある。
— 泉鏡太郎 『人魚の祠』 青空文庫
……聞く人一しおいたわしく、その姿を見おくりけるに、限ある命のうち、入相の鐘つくころ、品かわりたる道芝の辺にして、その身は憂き煙となりぬ。
— 泉鏡花 『海神別荘』 青空文庫
かたり草、言の花は、蝶、鳥の翼、嘴には限らない、其の種子は、地を飛び、空をめぐつて、いつ其の實を結ばうも知れないのである、――此なども、道芝、仇花の露にも過ぎない、實を結ぶまではなくても、幽な葉を裝ひ儚い色を彩つて居る、たゞし其にさへ少からぬ時を經た。
— 泉鏡花 『遺稿』 青空文庫
作例 · 標準
夏の日差しを浴びて、道芝が青々と茂っていた。
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昔ながらの小道には、美しい道芝が広がっていた。
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道芝の間から、小さな野花が顔を出していた。
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標準
guidance (sometimes esp. referring to guidance in love)
作例 · 標準
彼は友人の道芝を得て、恋を実らせた。
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人生の岐路に立った時、先輩の道芝が心強かった。
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彼の言葉が、私にとって進むべき道芝となった。
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標準
Chinese fountain grass (Pennisetum alopecuroides)
作例 · 標準
秋風に揺れる道芝の穂が、季節の移ろいを告げていた。
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公園の池の周りには、たくさんの道芝が植えられていた。
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夕焼け空の下、道芝のシルエットが幻想的だった。
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