幻辞.com

岩躑躅

いわつつじ
名詞
1
標準
文例 · 用例
池がことに自然にできていて、近い植え込みの所には、五葉、紅梅、桜、藤、山吹、岩躑躅などを主にして、その中に秋の草木がむらむらに混ぜてある。
乙女 源氏物語 青空文庫
流れつ湛へつしてゐる水際には岩躑躅が到るところに咲いてゐた。
若山牧水 梅雨紀行 青空文庫
沿うて走る寒狹川の岸の岩には、昨日名も無い溪で見て來たと同じく岩躑躅が咲きこぼれてゐた。
若山牧水 梅雨紀行 青空文庫
と、岩躑躅の一杯に咲き乱れた、そこの岩陰を曲った途端に、――もうそこは、山の麓になっていたのです。
橘外男 墓が呼んでいる 青空文庫
」 とびっくりして、私は、持っている岩躑躅を投げ付けました。
橘外男 墓が呼んでいる 青空文庫
いつか私が岩躑躅を折りながら降りて来て、突然子牛のようなペリッに咆えられた、あの周防山に並んだ樹木のこんもり生えた、山道へ分け入っていったのです。
橘外男 墓が呼んでいる 青空文庫