離背
りはい
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
estrangement
文例 · 用例
このパラドックスを解く鍵はどこにあるかというと、これは畢竟、統計的平均についてはじめて言われうるすべての方向の均等性という事を、具体的に個体にそのまま適用した事が第一の誤りであり、次には平均からの離背が一度でき始めるとそれがますます助長されるいわゆる不安定の場合のある事を忘れたのが第二の誤りである。
— 寺田寅彦 『備忘録』 青空文庫
あんな傾向からはわざと離背しようとするのである。
— 柳田国男 『雪国の春』 青空文庫
然るに彼の意志は強いとばかりはいへない方だし、それに三造の身辺には絶えず三造を世間並のものにしようとする誘惑物がないとはいへぬので、三造と世間との調停役を、いつてみれば作者は買つて出ようとしてゐるのである。
— 中原中也 『青年青木三造』 青空文庫
一体に食う方にかけては贅沢で、金のある時には洋食だ鰻だとむやみに多量に取寄せて独りで食ってしまうが、身なりはいつでも見窶らしい風をして、床屋へ行くのは極めて稀である。
— 寺田寅彦 『まじょりか皿』 青空文庫
それでも酸素よりはいいだらう。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
ほこりはいっぱいに立ち、午ちかくの日光は四つの窓から四本の青い棒になって小屋の中に落ちました。
— 宮沢賢治 『耕耘部の時計』 青空文庫
もし叶ひたりとも、そは邪道にて、正当の人の目よりはいかに汚らはしく浅ましき身とおとされぬべき。
— 樋口一葉 『軒もる月』 青空文庫
その女たちの手の香りはいかに、又、金髮の子たちが水菓子で重くなつた美しい皿を運んでくるとき、その女たちの立てる笑ひはいかに。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『旗手クリストフ・リルケ抄』 青空文庫
作例 · 標準
長年の金銭トラブルが原因で、親友だった二人はついに離背してしまった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
組織の方針を巡ってトップと幹部が離背し、新党が結成される事態となった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「これ以上の離背を防ぐためには、一度腹を割って話し合うしかないだろう」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview