広い額
ひろいひたい
表現名詞
標準
high brow
文例 · 用例
綺麗に禿げ上がった広い額が眼について離れなかった。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
中禿の頭の毛、ダダッ広い額、ゲジゲジ眉、尻下りになった眼、小さな耳、大きな鷲鼻、への字なりの口、軍艦のようなアゴと念入りに書き上げてパタリと雑記帳を伏せると、その人が大きな眼を開いて私を見た。
— 夢野久作 『ざんげの塔』 青空文庫
私は、青く澄んだ青い瞳と、広い額の蔭にかくれた、豊な智慧になりましょう」 これを聞いて神様は、さも満足気に、ぽんと手をお拍ちになりました。
— 岡本かの子 『トシオの見たもの』 青空文庫
」広い額に手を加える。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
鋭角的な輪廓、よく通った鼻筋、広い額、が、その冷たさに触れてかえって心が温まると思われる様な感じを起させるのだったが、唯一つ、少し上にむくれている上唇が、可憐に見えた。
— 織田作之助 『ひとりすまう』 青空文庫
」 五十年輩の瀬尾博士は、禿げかかった広い額をてかてかさせていたが、どうしたのか、銀子から目をそらすようにしていた。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
蒸気の陽気に暑がって阿弥陀冠りに抜き上げた帽子の高庇の下から、青年の丸い広い額が現われ出すと、むす子に似た高い顎骨も、やや削げた頬肉も、つんもりした細く丸い顎も、忽ち額の下へかっちり纏ってしまって、セントヘレナのナポレオンを蕾にしたような駿敏な顔になった。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
広い額が貝のやうになめらかでちいさい、しかし熱情的なそして理智に光る眼――前歯がかけて居るせいか口を利きにくさうに、でもはきはきと何か云はれるところが、優しいうちにも凛として居られました。
— 断片三種 『処女時代の追憶』 青空文庫
作例 · 標準
彼は広い額を出し、快活な表情でインタビューに応じている。
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「額が広い人は頭が良い」という迷信を、彼はいつも自慢げに語っている。
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広い額を隠すように前髪を下ろすと、彼の印象はガラリと変わる。
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