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連銭

れんぜん
名詞
1
標準
文例 · 用例
甲の方は相当に綺麗だが、掌の中に、薄赤い連銭模様があり、それが赤棟蛇の脇腹のように、腕の上にまで延びていた。
佐左木俊郎 指と指環 青空文庫
こんな風に彼は物思いに耽っていたので、マニーロフ家の召使連の接待にすっかり好い御機嫌になっていた馭者が、右側に繋がれた連銭葦毛の測馬に、なかなか穿った小言を浴びせていることにも、いっこう気がつかなかった。
または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 死せる魂 青空文庫
栗毛の轅馬や、何でもさる議員から手に入れたというので『議員』と呼ばれているもう一頭の測馬が眼にさも得意そうな色さえ浮かべて一生懸命に力を入れているのに、連銭栗毛はとても狡いやつで、いかにも曳いているような恰好をしているだけであった。
または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 死せる魂 青空文庫
こういう褒美を与えておいて、彼はまたしても連銭葦毛に向ってしゃべった。
または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 死せる魂 青空文庫
いうまでもなく連銭葦毛などは、何か教訓的な言葉を聴かせて貰いたくて堪らないのだが、いつもはあれほどのお喋りの馭者が、今は手綱をだらりと握ったまま、ただほんの形式的に鞭で背中を撫でてくれるだけである。
または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 死せる魂 青空文庫
連銭葦毛は自分の肥った大きな尻に、気持の悪い鞭づかいを感じた。
または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 死せる魂 青空文庫
栗色や『議員』だけではなく、連銭葦毛まで甚く機嫌が悪かった。
または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 死せる魂 青空文庫
連銭葦毛の奴は自分の両側へひょっこり姿を現わした新らしい友達を、さも物珍らしげに嗅ぎまわしている。
または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 死せる魂 青空文庫