照明弾
しょうめいだん
名詞
標準
flare
文例 · 用例
彼などはもう三十マイルと離れていない戦場で、敵、味方の照明弾が打ち上げられるのが明らかに見えた。
— 菊池寛 『勲章を貰う話』 青空文庫
中にはごていねいに照明弾を落としてゆく飛行機もあった。
— 海野十三 『恐龍艇の冒険』 青空文庫
焼夷弾が十トン毒瓦斯弾が四トン、破甲地雷弾が三トンぐらい、他に照明弾、細菌弾などが若干ございますものと推測いたします」「十七トンの爆弾投下か。
— 海野十三 『空襲警報』 青空文庫
私は四十度も熱のある妻の傍へ、私の部屋から見舞いに出て傍についていたが、照明弾の落ちて来る耀きで、ぱッと部屋の明るくなるたびに、私は座蒲団を頭からひっ冠り、寝ている妻の裾へひれ伏した。
— ――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 『夜の靴』 青空文庫
子供は壕の中へまた這入ったらしかったが、続いて落ちて来る照明弾の音響で、またのこのこ出て来ると、「お母アさん。
— ――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 『夜の靴』 青空文庫
」 と、私は照明弾の明るさで、最後の妻の顔をひと眼見て置こうと思い、次ぎの爆発するのを待って起き上った。
— ――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 『夜の靴』 青空文庫
そんな地獄じみた障害物が、鼠に噛じられたような棘々しい下弦の月の光りと、照明弾と、砲火の閃光のために赤から青へ、青から紫へ、紫から黄色へ、やがて純白へと、寒い、冷めたい氷点下二十度前後の五色の反射を急速度に繰返しながら半|哩ばかり続きに続いた。
— 夢野久作 『戦場』 青空文庫
折からヴェルダンの中空に辷り昇った強力な照明弾が、向い合った味方同志の兵士の行列を、あく迄も青々と、透きとおる程悽惨に照し出した。
— 夢野久作 『戦場』 青空文庫
作例 · 標準
救助を待つ遭難者は、上空を飛ぶヘリコプターに向けて照明弾を放った。
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夜間の演習中、照明弾の眩い光が一時的に戦場全体を白日のように照らし出した。
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照明弾の光が消える前に、分隊は速やかに次の遮蔽物まで移動した。
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ウィキペディア
照明弾 は、銃・砲・飛行機・船舶・車両などから夜間に発光する物体を空中に放ち、周囲を照らし視界を確保したり、味方に合図を行うために使用するものである。英語のstar shellの直訳から星弾(せいだん)とも呼ばれる。
出典: 照明弾 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0