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両々

りょうりょう
名詞
1
標準
both
文例 · 用例
すなわち、心の流れによって人間の心理が一歩一歩おし進められて行き、呼吸と血液の脈動とによって肉体が新陳代謝を行い、両々相俟って自己の生存を遂げて行くところのこの大切な生命の流れは、その原動力なる心の流れと呼吸血流の遅速によって非常の影響を受けるのです。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
昨夕へいげんと両々手を携えて門前を逍遥し、家に帰りて後、始めて秘蔵せし瑞西製の金時計を遺失せしを識りぬ。
泉鏡花 金時計 青空文庫
両々相待ちて(彼の件)という物体となる。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
」 ややありて黒く痩せたる小男と、青く肥りたる大男と、両々光子を挟みて、引立々々|入来れり。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
以上に列記したるものを、はじめをはり取|揃へむか、いくら安く積つて見ても……やつぱり少しも安からず、男子は裸百貫にて、女は着た処が、千両々々。
泉鏡花 当世女装一斑 青空文庫
かくて六箇の車輪はあたかも同一の軸にありて転ずるごとく、両々相並びて福岡というに着けり。
泉鏡花 義血侠血 青空文庫
両々|相対峙して譲らず、一時はこのために会が決裂するかとも思われたが、その時、座長の近衛篤麿公が、やおら立ち上って、支那の革命を主張せられる御意見も、また、清朝を支持し列国の分割を防止せむとせられる御意見も、つまるところは他国に対する内政干渉であって、会の目的としては甚だ面白くない。
太宰治 惜別 青空文庫
矢や銃弾も中らばこそ、轟然一射、銃声の、雲を破りて響くと同時に、尉官は苦と叫ぶと見えし、お通が髷を両手に掴みて、両々動かざるもの十分時、ひとしく地上に重り伏せしが、一束の黒髪はそのまま遂に起たざりし、尉官が両の手に残りて、ひょろひょろと立上れる、お通の口は喰破れる良人の咽喉の血に染めり。
泉鏡花 琵琶伝 青空文庫
作例 · 標準
彼の提案は、独創性と実現可能性の両々を兼ね備えており、役員会で高く評価された。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
その政策については、賛成と反対の両々の意見が拮抗している。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
名作と呼ばれる文学作品は、芸術性と大衆性の両々を併せ持っていることが多い。
幻辭AI · gemini-2.5-pro