山鳴
やまならし異読 ヤマナラシ
名詞
標準
Japanese aspen (Populus tremula var. sieboldii)
文例 · 用例
「ここに万の神の声は、狭蠅なす皆|涌き」は火山鳴動の物すごい心持ちの形容にふさわしい。
— 寺田寅彦 『神話と地球物理学』 青空文庫
大山鳴動して一鼠が飛び出したといったようなときの笑いは理知的であり、校長先生の時ならぬくしゃめが生徒の間に呼び起こす笑いなどには道徳的の色彩がある。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
「島山鳴動して猛火は炎々と右の火穴より噴き出だし火石を天空に吹きあげ、息をだにつく隙間もなく火石は島中へ降りそそぎ申し候。
— 太宰治 『『井伏鱒二選集』後記』 青空文庫
山鳴り谷答えて、いずくにか潜んでいる悪魔でも唱い返したように、「我は官軍我敵は」という歌の声は、笛吹川の水音にも紛れずに聞えた。
— 幸田露伴 『雁坂越』 青空文庫
風出でて山鳴ふかき日の暮は遥かに恋し海の汐鳴山上の黎明ひようひようと風吹きとほる山の秀は月かげ白し夜明けたらしも雪ふかき山の尾の上に啼く鶏の啼き応ふ鶏の声のしたしさ道のべの春きさらぎや多摩の山方、まだ寒き障子の内、人影の、手に織る機の、ていほろよ筬うつらしき。
— 北原白秋 『海阪』 青空文庫
大巌の一枚戸のような奴がまた恐しく辷りが良くって、発奮みかかって、がらん、からから山鳴り震動、カーンと谺を返すんです。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
謂わば崩落の前兆であるその物音を、炭坑の人びとは山鳴りと呼んで恐れていた。
— 大阪圭吉 『坑鬼』 青空文庫
地響とか山鳴とかいふべき氣味の惡いどよみが再び空の何處からか起つて來た。
— 地震日記 『樹木とその葉』 青空文庫
作例 · 標準
秋になると、「山鳴」の葉が鮮やかに色づく。
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この森には、「山鳴」をはじめとする多くの木々が生えている。
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「この木、なんていう名前?」「「山鳴」だよ。秋になると葉っぱが綺麗なんだ。」
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