談林風
だんりんふう
名詞
標準
playful style of haikai poetry popularized in the mid-seventeenth century
文例 · 用例
今の漫画は俳諧ならば談林風のたわけを尽くしている時代に相当する、遠からず漫画の「正風」を興すものがかえって海のかなたから生まれはしないかという気もする。
— 寺田寅彦 『映画芸術』 青空文庫
談林風の洒脱や滑稽から入つて、キザな心の境も、調子の低い境も、月並の気持も、拙い場当りの感じも何も彼も通つて来た。
— 田山録弥 『心の階段』 青空文庫
当時は正岡子規がマダ学生で世間に顔出しせず、紅葉が淡島寒月にかぶれて「稲妻や二尺八寸ソリャこそ抜いた」というような字余りの談林風を吹かして世間を煙に巻いていた時代であった。
— 内田魯庵 『斎藤緑雨』 青空文庫
談林風の輕い滑稽はあつても、生氣の充實した好いユウモアに達し得たものはなかつたのだ。
— 島崎藤村 『桃の雫』 青空文庫
或は多少の危険さへ冒せば、談林風の鬼窟裡に堕在してゐた芭蕉の天才を開眼したものは、海彼岸の文学であるとも云はれるかも知れない。
— 芥川龍之介 『芭蕉雑記』 青空文庫
刑事またはデカなどと云はないところに、談林風のをかしみがある。
— 心猿 『荷風翁の發句』 青空文庫
(35) 宗因は守武、宗鑑、貞徳などの創設し継承した俳諧連歌にさらに一変化を与えて新たに談林風の俳諧を創設しました。
— 高浜虚子 『俳句とはどんなものか』 青空文庫
この翁一門の俳諧に感謝しなければならぬことは、第一には古文学の模倣を事としなかったこと、ロマンチックの古臭い型を棄て、同時に談林風なる空想の奔放を抑制したことである。
— 柳田国男 『木綿以前の事』 青空文庫
作例 · 標準
この句は、談林風の軽妙な語り口をよく表している。
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談林風の俳諧は、形式にとらわれず、自由な発想で詠まれた。
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彼は談林風の作品を好み、現代にもその精神を生かそうとしている。
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