擂古
擂古
名詞
標準
文例 · 用例
めいめいの前には、擂鉢型の浅い灰色の鉢に、一本の擂古木をそえたのが一つずつ置いてある。
— 第一部 『次郎物語』 青空文庫
注がれた人は、すぐ擂古木をとって、それを掻きまわさなければならない。
— 第一部 『次郎物語』 青空文庫
精一ぱいの速度で擂古木をまわさなければならないのである。
— 第一部 『次郎物語』 青空文庫
灰汁が注がれると、鉢の中の蝋油は、忽ちのうちに真っ白に変り、同時に、擂古木が少々の力ではまわせないほど、ねばっこくなって来る。
— 第一部 『次郎物語』 青空文庫
次郎もそうした中にまじって擂古木を廻すのであったが、それがちょうど日曜日ででもあると、彼は終日厭きもしないで坐り通すのであった。
— 第一部 『次郎物語』 青空文庫
で、彼は、その時になると、いつも隣の誰かに擂古木を廻して貰うことにした。
— 第一部 『次郎物語』 青空文庫
そこには、もう蝋鉢と擂古木と消炭の壺とが、誠吉によって用意されていた。
— 第一部 『次郎物語』 青空文庫
二人は代る代る擂古木をまわした。
— 第一部 『次郎物語』 青空文庫