足を踏み入れる
あしをふみいれる
表現動詞-一段
標準
to set foot into
文例 · 用例
かつては、この廊下には身分の高い貴族しか足を踏み入れることができなかったものです。
— BILLEDBOG UDEN BILLEDER 『絵のない絵本』 青空文庫
翌日から安子は折井と一緒に浅草を歩き廻り、黒姫団の団員にも紹介されて、悪の世界へ足を踏み入れると、安子のおきゃんな気っぷと美貌は男の団員たちがはっと固唾を飲むくらい凄く、団員は姐御とよんだ。
— 織田作之助 『妖婦』 青空文庫
私はパリへ足を踏み入れるや否や、このウィルスンが私のことに憎むべき関心を持っていることの新たな証拠を見た。
— WILLIAM WILSON 『ウィリアム・ウィルスン』 青空文庫
「僕はこれから何としても、あゝいふ世界に足を踏み入れるぞ、酒に酔つて、詩に浸るのだ。
— 牧野信一 『思ひ出した事(松竹座)』 青空文庫
君はただいちずにがむしゃらに本道から道のない積雪の中に足を踏み入れる。
— 有島武郎 『生まれいずる悩み』 青空文庫
いちばん近い二等車の昇降口の所に立っていた車掌は右の手をポッケットに突っ込んで、靴の爪先で待ちどおしそうに敷き石をたたいていたが、葉子がデッキに足を踏み入れると、いきなり耳をつんざくばかりに呼び子を鳴らした。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
ところが、停車場から市中へ足を踏み入れると、華やかな初夏の情景を備えた街々が、一歩一歩眼前に展開されていくのであった。
— 菊池寛 『勲章を貰う話』 青空文庫
その結果として、折角身持が治り懸けた重右衛門が再び遊廓に足を踏み入れるやうに為り、少しく手を下し始めた荒廃した田地の開墾が全く委棄せられて了つたのも、これも余儀ない次第であらう。
— 田山花袋 『重右衛門の最後』 青空文庫
作例 · 標準
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