鹿猿
しかざる
名詞
標準
earthenware toy portraying a monkey sitting on top of a deer (often a bell)
文例 · 用例
鹿猿の輩とても危険のない限りは里近く出て住むのに人ばかり深山幽谷に住み得るはずがない。
— 柳田國男 『地名の研究』 青空文庫
鹿猿などを食する由なり。
— 柳田国男 『山の人生』 青空文庫
遠州の山の中のある村では、百姓が粟畑の夜番をするのに困って、もしこの畑の番をして、鹿猿に食わさぬようにして下されば、後に粟の餅をこしらえて上げましょうと、石地蔵に向っていいました。
— 柳田國男 『日本の伝説』 青空文庫
文を好むこと酒たばこ氷を好むにしかざるか。
— 堺利彦 『貧を記す』 青空文庫
心の人にしかざるは、身体の不具なるよりも劣るものなるに、ひとりその身体の病を患て心の病を患えざるは何ぞや。
— 福沢諭吉 『中津留別の書』 青空文庫
そして最も不幸なるは、かかる人々のなかには、かつては一度美しき、聖なるものとして恋に憧憬し、烈しき幻滅を経験して、恋のついにイリュウジョンにすぎざることを知り、女に対して貴き精神内容を盛ることを断念し、ついにただその色香のみを享楽することの最も賢きにしかざるを説くに至りしものの多きことである。
— 倉田百三 『愛と認識との出発』 青空文庫
むしろエジプトの敗将、セイロン島の遷客たるアラビーパシャに倣い、日本の将来はただ上帝これを知るのみと安着するにしかざるべし。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫
すでに人力のもっていかんともなすべからざるを知らば、むしろこれをいかんともなさざるの優れるにしかざるなり。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫
作例 · 標準
奈良のお土産として、赤い鹿の背中に猿が乗った愛らしい鹿猿の人形を買った。
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古い箪笥の上に、祖母が大切にしていた色あせた鹿猿の土人形が飾られている。
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鹿猿は「災いが去る」という縁起物として、古くから親しまれてきた。
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ウィキペディア
鹿猿(しかざる)は、広島県廿日市市の厳島(宮島)で売られている、宮島の鹿と宮島の猿をモチーフとした名産品。
出典: 鹿猿 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0