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猟人

りょうじん
名詞
1
標準
文例 · 用例
だからいやなんだ」「でも、猟人日記、……」「うん、あれだけは、ちょっとうまいね」「あれは、農村生活の感傷、……」「あの野郎は田舎貴族、というところで妥協しようか」「私もいまでは田舎者ですわ。
太宰治 斜陽 青空文庫
トむこうでも莞爾しました…… そこへ笠を深くかぶった、草鞋穿きの、猟人体の大漢が、鉄砲の銃先へ浅葱の小旗を結えつけたのを肩にして、鉄の鎖をずらりと曳いたのに、大熊を一頭、のさのさと曳いて出ました。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
先月の勤めに一方ならず苦労いたし、外を歩行くも、から脛を踏んでとぼつきます……と申すが、早や三十年近う過ぎました、老人が四十代、ただ一度、芝の舞台で、この釣狐の一役を、その時は家元、先代の名人がアドの猟人をば附合うてくれられた。
泉鏡花 白金之絵図 青空文庫
男の猟人の姿に私はなつてゐた。
岡本かの子 青空文庫
その葦を折りながら、私は鉄砲を背負つて歩いてゐた――だが、その猟人の姿はやつぱり私でなくつて直助だつたのだ。
岡本かの子 青空文庫
私にはだん/\私の姿や位置は意識されず、猟人姿の直助がのつしのつしと、前こごみに歩いてゐるばかりしか眼にとまらなくなつた――が、またも私の眼に見え出したものがある。
岡本かの子 青空文庫
それだのに昨夜また私の夢の中に見えて、猟人の姿をし、何処までお前は川のほとりを歩いて行つたのだ……。
岡本かの子 青空文庫
真に猟を愛する猟人は獲ものを残酷に扱うものではない。
岡本かの子 売春婦リゼット 青空文庫