実否
じっぴ
名詞
標準
whether true or false
文例 · 用例
「実否」jit-fu→jippu 以上は漢語の、支那における発音に基づいたものであって、勿論多少日本化しているのであろうが、多分平安朝以来用い来ったものであろう。
— 橋本進吉 『国語音韻の変遷』 青空文庫
なにしろ其の儘にしては置かれないので、お徳はとりあえずその実否を確かめに行こうとすると、家主もその噂を聴いて出て来た。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
姉は均平に実否を糾そうともしず、その推定を良人にも話せば、三村の老母にも宣伝し、後で大笑いになったこともあったが、その時銀子たちを送って出た女中の感じもよくなかったし、目にみえぬ家庭の雰囲気も険悪であった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
土佐藩の有志で有名な小南五郎右衛門は、某日路で丹治に会うとその実否をたしかめようとした。
— 田中貢太郎 『怪人の眼』 青空文庫
御史の密奏を聞召して、即ち宦官の建文帝に親しく事えたる者を召して実否を探らしめたもう。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
不義、毒殺、たとえば父子、夫妻、最親至愛の間においても、その実否を正すべく、これを口にすべからざる底の条件をもって、咄嗟に雷発して、河野家の家庭を襲ったのである。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
どうも啌らしいから自分|試して実否を験せんと毎度望むが、虎皮が手もとにないから事遂げぬ。
— 虎に関する史話と伝説民俗 『十二支考』 青空文庫
その噂を聴くと、すぐに小幡の屋敷に押し掛けて行って、事の実否を確かめた。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
この噂の真偽、つまり実否を確かめる必要がある。
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提出された証拠の実否について、裁判官は慎重に判断を下した。
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彼の証言の実否を証明するために、追加の調査が行われた。
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