駄獣
だじゅう
名詞
標準
pack animal
文例 · 用例
そして捕虜は駄獣として農業の苦役に使われた。
— 大杉栄 『奴隷根性論』 青空文庫
奴隷は常に駄獣や家畜と同じように取扱われる。
— 大杉栄 『奴隷根性論』 青空文庫
三 先きにも言ったごとく、奴隷は駄獣である、家畜である。
— 大杉栄 『奴隷根性論』 青空文庫
また貨物運搬用の駄獣に、駱駝、騾、驢馬が用ひられるが、駱駝は内蒙古の西部に多く、私達の通過する沿線では一頭も見掛けないのに子供らしい失望を感じた。
— 附 満蒙の歌 『満蒙遊記』 青空文庫
また、貧しきは常に身を卑くし、常に力を売り、常に他人と物の駄獣および器械となり、常に僻み、常に呟く。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集』 青空文庫
駄獣の群ああ、此国の怖るべく且つ醜き議会の心理を知らずして衆議院の建物を見上ぐる勿れ。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集』 青空文庫
此処にして彼等の勝つは固より正義にも、聡明にも、大胆にも、雄弁にもあらず、唯だ彼等|互に阿附し、模倣し、妥協し、屈従して、政権と黄金とを荷ふ多数の駄獣とみづから変性するにあり。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集』 青空文庫
此国の憲法は彼等を逐ふ力無し、まして選挙権なきわれわれ大多数の貧しき平民の力にては……かくしつつ、年毎に、われわれの正義と愛、われわれの血と汗、われわれの自由と幸福は最も臭く醜き彼等|駄獣の群に寝藁の如く踏みにじらる……或年の夏米の値の例なくも昂りければ、わが貧しき十人の家族は麦を食らふ。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集』 青空文庫
作例 · 標準
昔の旅人は、重い荷物を運ぶために駄獣を連れて旅をした。
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ヒマラヤの山岳地帯では、ヤクが重要な駄獣として活躍している。
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彼は駄獣に水を飲ませ、疲れた体を休ませた。
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