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権高

けんだか
形容動詞
1
標準
文例 · 用例
その工合が、謹んで聞け、といった、頗る権高なものさ。
泉鏡花 歌行燈 青空文庫
その医師というのは、町内の小児の記憶に、もう可なりの年輩だったが、色の白い、指の細く美しい人で、ひどく権高な、その癖|婦のように、口を利くのが優しかった。
泉鏡花 茸の舞姫 青空文庫
母無くして権高な父の手だけで育ったためか、そのとき中性型で高貴性のある寂しさがにじんだ。
岡本かの子 食魔 青空文庫
Yの権高な気風と、徹底した利己主義に、雪子はやゝ超人的な崇高な感じは受けたが、下町娘の持つ仁侠的な志気はYにひどい反抗と憎みを持つた。
岡本かの子 過去世 青空文庫
父親は、相場、鉱山などに引かかって、大分不景気だったようですが、もと大蔵省辺に、いい処を勤めた、退職のお役人で、お嬢さん育ちだから、品がよくちょっと権高なくらい。
泉鏡花 白花の朝顔 青空文庫
態に似合わず悠然と落着済まして、聊か権高に見える処は、土地の士族の子孫らしい。
泉鏡花 国貞えがく 青空文庫
この仁は鼻も高いが、いくらか権高のすっかり官僚風にできている。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
」 権高に店員をしかっているあんばい、むろんこの家の娘にちがいないが、どうやら店のこと、金の出入りの采配も、その娘が切りまわしているらしい様子でした。
左刺しの匕首 右門捕物帖 青空文庫
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